スマートフォン対応となると、Androidとかになりますわな。Googleが標準対応すると面白いのですけどね。問題となるバッテリーの持ちについては、コイン型電池で2年。Bluetoothの省電力規格Bluetooth Low Energy採用で実現するとのこと。
写真や仕様を見たところ、様々な情報を表示するような高機能型ではなく、伝統的なG-SHOCKデザインに着信などの情報通知機能を付加したモデルですね。i:VIRTのように小型ディスプレイでの文字表示といったところまでは行きません。
2006年頃からSIIの試作やシチズンのi:VIRTなど追っかけてきましたが、これらは省電力と対応機器が普及の妨げとなってました。当時は様々な情報を表示するディスプレイやBluetoothを搭載すると、昨日の詰め込みやバッテリーが問題で大型化せざるを得なかった。なおかつ、自動巻き上げやコイン型電池、ソーラーなどの電源で数年駆動する時計と比べると、いくら対応ケータイの情報を読めたとしても実用性に乏しかったわけです。
ですが、5年経った今では様々な省電力デバイスが登場し、Androidという国内外メーカー問わずのプラットホームがある。Bluetooth Low Energy対応が一般化し、プロファイルもしくは対応アプリがなんとかなれば、国内外併せてBluetoothヘッドセットぐらいの市場は形成できればいいなと。
共通仕様ができて、近未来デザイン時計の世界観を広げる形になれば最高ですね。LEDや電子ペーパー系は、シンプルな通知であれネットワークと繋がってこそおもしろみがありますし。