「シンプルコース」は端末をが21,000円高く購入するか、フルサポートコースのフルサポート解除料が0円になってから契約できるプラン。その中でも「シンプルプランS」と「シンプルプランL」は、通話した時間だけの支払額しか請求されないので、無料通話に縛られず支払額が安くなる点が特徴。
従来プランだと無料通話を使い切らないと安くならず、最適な料金プランの選択が難しかった。だが、「シンプルコース」で基本料金プランではなく「シンプルプランS」か「シンプルプランL」を選べば、毎月の通話時間がバラツキがちな人でも確実に安く済む。というか、昔は皆こんなプランだったと思うが。
このグラフだけ見るとシンプルコースはそれほど安く見えないが、多くのユーザーは料金プランの選択ミスがなくなるうえ、通話をさほど使わない月は支払額が実際に安くなる点で、確かにシンプルコースの「シンプルプランS」と「シンプルプランL」は安いといえる。
問題は、「フルサポートコース」の端末購入補助額21,000円に加え、「フルサポートコース」や「シンプルコース」で従来の「基本料金プラン」を選択した場合は、強化されたポイント制度が適用されるが、「シンプルコース」で「シンプルプランS」や「シンプルプランL」を選択すると、ポイントが追加されない点だ。これらをトータルで勘案すると、料金プランの違いや標準料金プランの選択ミスで生まれる1,000円以下の差額すら、実質的に殆ど無くなるのでは?と感じられてしまう。
○お勧めタイプ
・プランSS→シンプルプランS(殆ど通話をしない、持つだけの人。)
・プランL→シンプルプランL(月に平均6〜9時間の通話だが、使いすぎたり全く使わない月もある人。指定割を目当てもok)
シンプルプランSをお勧めできるのは、端末よりも待ち受けや通話を重視するユーザー。特に、月額料を最低1,000円に抑えられるシンプルプランSに魅力を感じる人もいるだろう。が、最初の端末購入時にシンプルコースで端末購入した場合、フルサポートコースで端末を購入しプランSSを選択した場合と2年間の支払額はほぼ同じになる。フルサポートコースで端末を購入し、2年後にシンプルコースへ移行してからシンプルプランSを選択すると良いだろう。
シンプルプランLがお得になるのは、月に400分ほど話すユーザーが中心となる。だが、この場合は支払額が5,000〜8,000円を超えるので、フルサポートコースやシンプルコースの標準プランで付く、マンスリーポイントやアニバーサリーポイントの多さや、端末購入補助額の月換算875円を考えると、最初からシンプルプランでシンプルプランLを選択する必要性は殆どない。フルサポートコースで2年過ぎてから考えるべきプランといえる。