で、iPhone 4Sって買いなの?

 このサイトを見ている人に多いヘビーユーザー目線だと、今年後半はもちろん、2012年にはLTEやWiMAXなど40Mbpsクラスの高速通信に対応した端末がバンバンでるよね。iPhone 4SはiPhone 4との時と違って早期に陳腐化しやすい可能性がある。来年のiPhone 5なり次期モデルでHSPA+とかLTEに対応したら目も当てられないし(筐体サイズを考えると、通信強化は次期iPad優先も考えられなくは無いが)。

 特に動画見る人は高速通信対応が重要。回線の快適さを求めるなら回避が無難かな。iOSの快適を体感するだけなら、別にauやイーモバのテザリング端末+iPod touchでもいいんだしさ。

 簡単操作かつiPod機能で音楽も聴けるスマートフォンが欲しいならオススメ。iOS5でやや複雑化するものの、それでも操作やアプリストアなど全体の操作性やデザインが一貫しており、なおかつシンプルな点は素晴らしい。Androidで音質が良くプレーヤーの使いやすい端末って皆無に近いしな。

ソフトバンク、iPhone 4Sのキャンペーンを発表

iPhone向け新キャンペーン
「アレ コレ ソレ キャンペーン」、10月14日より開始
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2011/20111007_02/

キャンペーン内容詳細
http://mb.softbank.jp/mb/special/are_kore_sore/

  1. iPhone 3G/3GSで残っている分割支払金を免除。
  2. iPhoneの新規・既存契約者はiPad 2(3Gモデル)を1860円×24ヶ月払いで購入でき、基本5,295円/月は100MB/月の利用まで無料(プラン変更不可、2年以内の解約は残債に加え契約解除料9,975円がかかる。)

 前者は3GSを最後の最後に買った人ならややトクか。後者はそれほど得じゃ無い。しかも、iPhone 4を一年ぐらい契約した人が3Gデータ切って使えばいいじゃんと追加契約し、その後iPhoneだけ解約したらiPad 2のキャンペーン適用が無くなり5,295円/月の支払いが必要になる。なお、このキャンペーンiPad 2は途中で2段階などの料金プランへ変更できない。iPhoneユーザーへの縛り強化と加入回線増の効果を期待してる感じか。みまもりケータイやフォトパネルのような配り方はできないが、それでもiPhoneユーザーなら食いつく可能性があるという。でも、満期になるまで使ってもWi-Fi版との差額は一万円程度。もし来年iPad 3が出るなら、売って買い換えを考えると2年縛りの制限はむしろ損なのかも(契約中に本体だけ売ればだって?)。

 料金面では詳しく計算してないが、合計の最低維持料金ではソフトバンクの方が月々数百円だけ安い感じかな。ただ通話料金プランに手を入れてないようなので、通話も使うならauの方が安くなるパターンはかなり多いだろう。

auのiPhone選ぶ理由ってむしろ通話プランの自由さだよね

 

ま-、ソフトバンクもオレンジプランの選択解禁とか、対抗料金プラン用意するかもしれないけど。ソフトバンクはまだiPohne 4Sの価格詳細を発表していないので。

まんべんなく多くの人に通話する可能性があるなら
プランSS 980円/月(1,050円分無料通話/最大25分、30秒/21円)
通話時間が多いならプランS、M、L、LLなど上位プランを選ぶ。

深夜1時~夜21時の時間帯にauの人と多く通話するなら
プランZ 980円(1時~21時までau相手の通話無料、30秒/21円)

 コレに加えて、強力なオプションプランを加えてやるといい。指定通話定額と指定割を併用できないのが残念。

  • 家族割 無料(誰でも定額も契約しているはずなので、家族間通話24時間無料)
  • 指定通話定額 315円(指定した3件のau携帯電話相手の通話が24時間無料)
  • 指定割 315円(指定した3件のau携帯電話または固定電話相手の通話が50%引き)

 ポイントとしては、

 周りの友人や恋人だけauなら、プランSSなど既存プラン+指定通話定額が無難(通話時間帯にもよるが)。

 家族割に指定通話定額を足すと、24時間通話無料の相手が3件以上期待できる。

 指定割は固定電話も指定できる。勤め先など特定の固定電話への通話が多い人にお勧め。

 そんなところか。

 通話もよくする1台目の携帯電話として購入するならauだな。通話はせず、最低維持費を1円でも抑えたいならソフトバンクかもしれないが。

au向けiPhone 4S発表、EZwebメール対応16GBモデルは実質0円

au 初となるiPhone を10 月14 日より発売。http://www.kddi.com/corporate/news_release/pdf/20111007.pdf

 au版iPhone 4Sの価格と予約開始を発表。詳細は http://www.au.kddi.com/iphone/ にて順次発表予定。EZwebメール、Cメール(SMS(i))にも当初から対応する。

 予約は本日10月7日の16時より開始。au ショップ、PiPit、その他iPhone 4S 取り扱い店にて受け付ける。

 実質価格はいずれも、月月割適用後の価格(ISフラットまたはダブル定額の契約が必要。)。

  • 16GB モデル 実質0 円
  • 32GB モデル 実質10,320 円
  • 64GBモデル 実質20,640 円

 iPhone 4S購入と一緒にISフラットも契約すると、ISフラット定額料金を24ヶ月間5,460→4,980円に割引。

 MNPでiPhone 4Sを購入すると1万円キャッシュバック。

iPhone4S発表されてるね

これまでのAppleに期待するところであれば、iOS5がワイヤレスネットワークの活用を推進する内容である以上、Wi-Fiの5GHz対応やHSPA+、CDMA2000系キャリアと協調してMC-Rev.A(WIN HIGH SPEED)など無線ネットワークの混雑からの解放というメッセージも持った端末であってほしかった。Bluetooth4.0は年末から立ち上がるだろうが、Appleなのでどこまで新規プロファイルに対応するか謎。搭載した以上は市場拡大のため様々な機器に対応して欲しい。

 携帯電話のiPhoneとしては、台数を増やしたいならCPUよりもディスプレイサイズを変えた方が良かったかもね。大きくしておけばiPhone 4と差別化してより広いパイに受け入れられるだろ。まー、PCやMacなしで契約できるようになったので売り方を大きく変えていくのだろう。PCを触らない大多数へと。

 個人向けのマルチメディアコンソールとしては、iPod touchの価格帯に注目すべき。8GBモデルを16,800円と、ニンテンドー3DSを掠めるところに設定してきた。ただこれは円高の恩恵で、米国価格ならiPod touchが199ドル、3DSが169ドルなのだが。それでも、iOSアプリのゲーム市場をもう少し盛り上げられたなら、Androidはもちろん3DSやPSP Vitaにもプレッシャーを与えられるだろう。とはいえ、アップルが発表したように世界でのアプリ市場規模は販売台数や想像される稼働台数を考えるとCPが決して満足できる規模では無い。世界ではソーシャルもまだPC中心。iOSアプリの市場研究が進んだとはいえ、当面はカジュアルゲーム寄りのまま徐々にソーシャル化が進む程度だろう。

 ソフトバンクとauの比較。ソフトバンクだと最大14.4Mbps、auだと3.1Mbpsだが、実際に出る通信速度はほとんど差が無いだろう。混雑している都心だとauの方が低速でも通話や通信をある程度安定して利用でき、混雑してない郊外や深夜帯だとソフトバンクが2~5Mbps程度、auが1~2Mbps程度と最大速度に差が出る程度じゃなかろうか(au版が当初EZwebメール非対応で出足が鈍ると仮定して。)。

 ただ、通話とか通信の差はiPhone4Sの完成度にもよる。iPhoneは既存の携帯電話メーカーの製品と比べて、エリア端とか通話の安定性にやや?が付くので。エリアとしては問題ない私の自宅でも、日中は電話が5分程度で切れる。これはソフトバンクのせいかiPhoneのせいかと問われると、iPhone3Gから使っている感触からするとソフトバンクが悪いと断言できない。同じ場所で他社のソフトバンク端末置いてると、通話や通信できるエリアがやや狭いし。iPhone4の騒動を糧に、iPhone 4Sでは改善されていると良いのだが。

 速度制限の差も注意。iPhone向けに変わったプランが用意されていなければ、auの速度制限は直近3日間で300万パケット(366MB)使うと一日制限、ソフトバンクは300万パケット(366MB)使うと一ヶ月間制限される。じゃ、ヘビーユーザーはauだねという話になりそうだが、ヘビーユーザーならauのWiMAXスマートフォン選んだ方が高速だわ画面大きいわFlashも動いていいんじゃね。

 売れ行き。auのiPhoneが一部報道の通りに当初EZwebメールに対応してなかった場合は、発売日はやや売れても、それ以降はiPhone 3Gの半年間やauのXperia acroのごとく待ちの人が体勢になるんじゃなかろか(しかし、EZwebメール対応したとたんにau版Xperia acroが一気に売れ始めたね。)。ユーザーからしたら、急にiPhoneユーザーが増えて設備投資が追いつかず混雑するよりはマシだろうけど。ソフトバンクは爆発的な~といわないものの、淡々と売れるだろう。3Gや3GSからの買い換えに何か対策するかな。あと、孫さんが愛しているiPhoneを最重要機種のひとつにまで格下げさせた、ソフトバンクの主力端末みまもりケータイをどれだけセット販売できるかもw それはともかく、iPhone 4SのMNP特典がどうなるかも見物。Appleとしては特にソフトバンク→auのiPhone4間MNPは、初iPhoneユーザーの購入機会よりも後回しにしたいんじゃなかろうか。

 まー、俺はARROWS Z待つかなあ。テザリングできるし、年が明ければ都営地下鉄や東京メトロのトンネル間でWiMAX使えるようになるし。そうそう、来年はWiMAXや東京に限らず、地下鉄のトンネル内で携帯電話を利用できる路線が増えそうだねえ。

アップルストア銀座、複数の通信事業者に対応したiPhone4Sを10月14日午前8時より発売

 最近はちょい出しリークが流行なようで。

iPhone 4S、登場。

10月14日、午前8時より、Apple Storeで発売。あなたにぴったりの通信事業者と料金プランを選ぶお手伝いをします。iPhoneの設定もスタッフが行うので、ストアを出る前から使い始める準備が完了します。さらに詳しく

 だ、そうです。火を灯してないと気楽で良いな。

 ドコモかau、はたまたイー・モバイル……それとも全部でしょうかw

iphone4s

NTTドコモ、My docomo公式Androidアプリを提供

 いやさ、NTTドコモだから早い段階で提供してるだろなーと思い込んでいたのですが、意外と無かった。昨日、スマホでプラン変更しようとしたら今日から提供かよと。

 Androidマーケットとドコモマーケット、どちらからもダウンロードできます。

My docomoアプリ
http://www.mydocomo.com/web/utility/appli/md_appli/index.html

KDDIがWIN HIGH SPEEDのエリアマップを公開している

 実質Rev.Aと同じエリアなのですが、思ってた以上に広い。以前のエリアマップはRev.AとWIN HIGH SPEEDエリアを表示していたものの、基本は下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsを前提とした記述だった。だが、今回のエリアマップ更新でRev.A対応のエリアなら最大9.2Mbpsまたは6.1Mbpsと都市部以外でも最大2回線掴める前提の記述となり意味合いが大きく変わった。これなら、従来のRev.A端末よりWIN HIGH SPEED端末を積極的に選んだ方が実質速度で明らかに有利じゃんと。

auトップ > サービスエリア > 全国サービスエリアhttp://www.au.kddi.com/service_area/zenkoku/index.html

 「WIN HIGH SPEED」は、従来のRev.A(下り3.1Mbps/上り1.8Mbps)の回線を最大3つ使って、最大下り9.2Mbps/上り5.5Mbpsで通信できるようにした規格。主に今年発売された国内メーカー製の最新スマホ(Xperia acroやINFOBAR A01、冬のWiMAXモデルAROOWS ZとDINGOも含む)と、昨年後半以降に発売されたケータイの多くが対応しています。

 わかりやすい説明はこちら。
http://www.au.kddi.com/service_area/motto/kaiteki.html

 対応エリアかつ混雑の少ない状況なら、従来のRev.A対応端末と比べ実質でも2倍程度の速度が向上します。混雑時も空いた回線を活用しやすくなるので、速度低下をある程度防げるという効果も。

 ちなみに、実質通信速度の改善、混雑時の速度低下緩和に関するKDDIの施策としては、端末側の改良である「WIN HIGH SPEED」に加えて、2012年4月頃から「EV-DO Advanced」という基地局側の改善も行われる予定。これは、あるエリアの基地局が混雑すると、隣接する空いた基地局のカバーエリアを混雑エリアにある程度重ねて混雑を緩和するもの。基地局が密集している都市部で効果がある。今後もスマホの利用者増で通信速度の低下が懸念されるだけに、WiMAXやLTE、Wi-Fi含めて何でもやるという感じですね。

 で、WIN HIGH SPEEDの何が嬉しいかって、大半のエリアで上り速度も速くなるってコトなんすよね。ドコモやソフトバンク、イー・モバイルは下り通信速度をHSDPAで高速化、端末の性能向上に合わせて下りの最大通信速度を7.2または14.4Mbpsに上げてきました(イー・モバイルはある程度のエリアと一部端末を21Mbpsに対応)。ですが、上り速度についてはHSUPAの5.7Mbpsで高速化したとしているが、実際に上り速度を高速化したエリアは都心や都市部の駅前程度に限られ、大半のエリアは上り最大384kbpsのままなんですよね。しかも、今までいろいろテストした体感ではイー・モバイルやソフトバンクよりもドコモの方が手を抜いてる印象。今となっては、上りしか高速化されないHSUPAより、今後必要なXi(LTE)の整備を優先させるのは当然なのでしょうが。

 なので、郊外エリアでネット生放送や写真をアップロードするなら、大半のエリアで上り最大5.5~3.6Mbpsを期待できるau回線のテザリングを使った方がいいじゃんと(しかも、auの大量パケット通信利用時の速度制御は下りだけで、上り回線は制限していない!)。これまで、都市部に近いがWiMAX非対応な場所でネット生放送依頼があっても回線速度が苦しい点に悩まされていて、テストの蓄積でそこそこ広いであろうWIN HIGH SPEEDに注目してたいのですね。このエリアが可視化されることで、より選びやすくなったなと。

 まー、ここまでWIN HIGH SPEEDエリアが広いと、冬モデルでWIN HIGH SPEED非対応のEVO 4GやPhotonを選ぶ理由がさらに弱くなってしまうわけだが……。