ワイドVGA対応PCサイトビューアーの横480ピクセルが、なにげに35em指定でぴったり。ということで、トップページの中央本文を35em幅(って元からだが)に固定してみる。フォントサイズをやや大にすると見やすいかと。W-ZERO3の場合、画面幅で表示設定なら縦表示でも見やすいと思われ。最小フォント14でもそこそこかな。
従来のQVGA、ワイドQVGAクラスはスモールスクリーン、またはそれに準ずるNetfrontなど各ブラウザの縦表示向け設定を推奨。
PCサイトビューアーのフォントサイズを変更した場合でも、PCサイトビューアーが定義している標準フォントの35emにおけるピクセル幅がレイアウトの絶対幅となるようで、同じピクセル幅の中で文字フォントだけが大きくなるようだ。つまり、フォントが大きくなった上で1行の文字列数が減り改行が増える。
W-ZERO3向けOperaの設定でフォント最小サイズを変える(フォントサイズの底上げ)場合は、フォントサイズ×em数がレイアウトのピクセル幅を決めるため、横のピクセル幅が増える。一般的なPCのブラウザとほぼ同じ挙動。この仕様なら、EM・ONEのようにワイドVGA化が効いてくる。端末仕様が固定のDevicesと、利用端末が固定されないMobile、それぞれに応じた仕様なのだろう。
ケータイフルブラウザを利用できるディスプレイはワイドVGA、VGA、ワイドQVGA、QVGA。現在auにおいてはワイドQVGA、他社においてはQVGA端末がメイン。フルキーボード搭載端末においては、W-ZERO3シリーズのみがVGA対応となる。携帯電話としての使い勝手を重視すれば、縦表示での利用が最適。このため、Operaなどのスマート表示が発達した。端末やブラウザによっては、テキスト中心表示のモードながら行間を詰められたりで、見づらいのに閉口するが。
CSSでwidth-minを上手く使えば、PCサイトの設計段階でピクセル数の少ない携帯機器に対応できることも考えられなくはない。だが、width-min/maxを無視するIE6が7割方のシェアを持っている以上難しいところか。
根本的に改善するなら、ディスプレイサイズと縦横のピクセル数から最適なレイアウトのCSSを生成。ああ、環境変数でインチ数を得られないか。VGA利用かつIEなど主要PCブラウザを除いたアクセスに、小型VGAディスプレイ用のCSSを読ませるのが現実的?横ピクセル480、640、800の3パターン、640と800を同一CSSで対応すれば2パターンか。やっぱ、PC向けCSSとは対応を別にした方が良いのか。うーん。