うーん。
カメラ、特にムービー撮影周りはは立派。だけど、3GSユーザーが急いで買う必要ないな。3G→3GSの時はiPhone OS 3.xになったことによる動作速度の低下から、常用ユーザーは買い換えの必要に迫られた。だが、今回は基本操作の動作速度に関してiPhone 3GSとほとんど変わらない。
ディスプレイの解像度については、UI周りのレイアウトやデザインが元々3.5インチかつHVGA向けにしっかり作り込まれていたため、解像度が上がっても伝えられる情報量はそれほど変わりない。解像度の違いについて感動したいなら、サイトの全体表示や写真のサムネイルが一番わかりやすい。ただ、縮小やサムネイル画面のままサイトや写真を見るわけじゃないからなあ。
制止時に適度な輝度設定で見れば、文字フォントや図画の表示が繊細だなと気づく程度。外出先で気楽に使ってるときは見分けつかないよ。室内で使うPCなら解像度の違いも引き立つのだろうが、トータルでの評価に繋がりづらいのはモバイル機の宿命だな。視力1.5〜2.0の人間の戯言。
もしiPhone 3GSまでのフォントが手抜きだったなら、iPhone4のディスプレイを絶賛しただろう。だが、3GSまでのフォントもHVGAながら見やすいよう、しっかり作ってたのが仇になったなと。
3GSユーザーは、iPhone4の処理性能を必要とするアプリが出そろってから買い換えた方が感動できるかなと。一方、iPhone 3Gユーザーは昨年のiPhone OS 3.x台アップデートで理不尽なほど動作速度が遅くなってるので、今後もiPhoneを継続して使うならiPhone4へ買い換え、止めるならちゃちゃっと見捨てるなりした方が良いんでないかと。
まーでも、今回また1万円ほど安くなったし(毎月定額上限支払うこと前提となってるが)。金が余ってる人は買っても良いんじゃないかな。みたいな。ヤフオク凄いねえ。俺のも誰か10万で買ってくれないかしら。
そうそう、普通に使っててもかなり発熱するのは気になった。ニコ生アプリでiPhone4からニコニコ生放送を行った時は20分たった頃には持つのを躊躇うぐらい熱くなり、通信やアプリの動作が不安定に。結局、再起動を余儀なくされた。
放熱の速さにも驚かされたけどね。外部の金属パーツはアンテナだけでなく放熱の意味もあるのだろ。今回、ハイエンドなプロセッサーを詰め込んだことでいろいろ配置に苦労してるのかなと。