JR西日本のICOCAと関西の私鉄によるスルッとKANSAI協議会のPiTaPa、この二枚のIC乗車券が2006年1月21日より相互利用できるようになります。JR東日本のSuicaも引き続きPiTaPaとの相互利用に向け準備中だそうで。
もう一つ朗報としては、2006年春より大阪市交通局(地下鉄・バス)と阪神電車、大阪モノレールがPiTaPaに対応するそうです。現状では阪急と京阪だけでPiTaPa利用区間が接続していなかったのですが、大阪の地下鉄が対応することでやっとスルッとKANSAIに近い使い勝手になるなと。
これでSuicaも相互接続してくれれば、関東の人間も伊丹空港→蛍池→梅田→東海道or環状線が便利になりますな。あ、2006年2月16日の神戸空港オープンを見込んで、ポートライナーと神戸市営地下鉄もPiTaPa対応して欲しいところ。2006年中には対応するそうですが。
えーと、で、前払い(プリペイド)のICOCAと、後払い(ポストペイ)のPiTaPaの相互接続ですが、支払いは前払い(プリペイド)が基本になるようです。
PiTaPaエリアをICOCAで利用
- 現金をチャージして利用できる。
- 現金精算ができず、精算時はチャージを行なう必要がある。
- ICOCAで切符を買うことはできない。
ICOCAユーザーにとっては、PiTaPaエリアだと微妙に制限が付く。だが、普段通りに現金をチャージして利用できる。
ICOCAエリアをPiTaPaで利用
- ICOCAエリアで利用するためだけにチャージをする必要がある。
- PiTaPaのチャージ金額で切符を購入できる。
- 精算時に現金精算が可能。
PiTaPaユーザーにとっては、ICOCAエリア専用にわざわざ現金をチャージする必要がある。ただ、PiTaPa利用時に、チャージ額を一定金額までチャージするサービスの提供を行なうという話もある。それなら便利に利用できるだろう。
ところで、PiTaPaとICOCAを2枚同時に改札機へ押しつけた場合、どちらのカードが優先して利用されるのでしょうね。いや、この場合はそのエリアに準じて優先度付けされるかもしれませんが。じゃ、将来SuicaとPiTaPaを二枚ICOCAに近づけたら?おサイフケータイにSuicaとICOCAとPiTaPa入れた場合は?どうなるんでしょうね。