なんか、久々にケータイネタでも。
ケータイ向け有機ELつーと、RGBがそのうちRとBの画素を半分省略したペンタイル方式のパネルと色バランスの緑かぶりが悪評を招いてますよね。
実際、スマホのEL搭載モデルはカラーバランス調整をろくにしてない端末も多く、そのくせ大画面なのでRとBの画素が足りないことによる文字のがたつきや階調の崩れ、明るさを下げるとやたら緑がかって見えるなどの欠点を抱えた端末があります。目のいい人ほど画面を見てて辛くなるという。
とはいえそのまま放置ではなく、昨年後半以降のEL搭載スマホはだいぶ改善されています。
まず、ペンタイル有機EL搭載の国産モデルだと、多くが輝度に合わせて適切なカラーバランスになるよう調整しています。その副次的な作用もあり、文字のなどのがたつきや階調の崩れも気にならなくなってますね。
サムスンからは、ペンタイルではなくちゃんとRGBの画素がWVGAぶん揃った端末も出ました。やたら大画面なのにWVGA据え置きで荒く見えるのは液晶でも同じなのでそれは置いといて。
さらに、最新のHD解像度の有機ELを搭載したGALAXY NEXUSや、GALAXY SII WiMAXになると、画面サイズに対する解像度が人間の目の限界を超えたレベルにあるので、ペンタイルかそうでないかは私の視力2.0でも判別不能なレベルになっています。むしろ、画素の少なさがデメリットでは無く、消費電力削減というメリットになっているのですね。カラーバランスの気の使い具合では後者のWiMAXモデルの方が良いかなという作り込みの差はありますが(NEXUSはやや緑がかるかな)。
まあつまり、国産の色バランスにこだわったモデルならペンタイル有機ELのWVGAでもあまり気にならなくなってきたし、HDクラスの有機ELだと色バランスが良ければ手放しで受け入れていいレベルなんですね。未だに色バランスに気を遣わない有機EL搭載モデルもあるので注意ですが、それは店頭で輝度を最大から最小にして違和感が無いか試すといいのではと。
そろそろELの評価も見直さないとねという話でした。PS VITA搭載のELはさすがソニーって感じのチューニングですね。