Θケータイのアレ

　18〜19話、響鬼編。響鬼本編では実現しなかった合奏をここに来て披露。オリジナルキャストはオリジナルキャストで懐かしさを感じさせる雰囲気を出しながらも、ディケイド版ヒビキとアスム役も好演。ディケイド組とオリジナル組が別のドラマを展開していたのも見やすいと言えば見やすい。オリジナルのイメージがディケイドに浸食されるのも防げている。上手いこと話を組み立てたなーと。

　劇は鳴滝さんの「おのれディケイド！」だけで大満足。この演技とセリフだけでなんという存在感。海東も海東でこれから本筋に絡みますよ的な格好いいアピール。今までのお客さん状態はなんだったのかと。クライマックスは2009年版化け蟹と合奏。こんなの毎週やってたらそら予算無くなるわな。あのシーンだけでも凝ろうと思えばまだまだ凝れただろうし。

　東映が日本のハリウッド並みに大規模な特撮作れたらなあ。スパイダーマンやバットマンみたいに。二世代、三世代コンテンツになりつつあるのだし。海外市場を巻き込まないと難しいのだろうがさ。

　20〜21話、ネガの世界。パワーアップイベント。が、20話のスカスカ加減がどうしようもなく。冒頭の音也＆鳴滝さんはいいとして。たぶん、元の世界に戻ってきたが徐々に違和感を感じさせたかったのだろう。だが、突飛なだけで意外性のない幸運や、無駄に長いモノローグは話をブレさせただけだろう。もっと小市民的な幸運からレストランへ行くくだりにしたり、旅の終着という点からユウスケに回想なり独白させる時間を捻出しても良かっただろうと。後、海東さんまた空気に逆戻り。

　21話はとうとう鳴滝さんまで出てこなく……。20話で納得してたからいいのか。ところどころ安い作りは目につくが、種明かしにパワーアップとイベント満載なので怠くなることもなく。何やろうが最後に全部持って行かれるしな。夏美が良かった。コンクリ管爆発しまくりんぐ。

　海東役の戸谷さんがN-02A使い。写真の傾向で解るのがやだなあ。でも、日常シーンじゃそこそこ綺麗に写る。悪くないよなあ。