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2008年09月20日
ウィルコムの「W-OAM typeG」光IP化基地局で約700kbps出してみた
お久しぶりのAX530IN。W-OAM typeG対応の8x端末。でかくて高い奴です。
テスト環境は大手町。虎ノ門ではなく。次世代PHSに向けて光IP化は進んでいるようで。FTPだと瞬間750kbps辺りを確認。FTPアップロードは300〜200kbpsといったところ。
ただ、PHSは基地局あたりのエリアが狭い事もあって、ある地域全体が光IP化基地局と期待できないのがちと辛い。恩恵を受けられるエリアが点在している状況。光バックボーンの本領発揮は、広帯域かつPHSより基地局あたりのエリアが広くなりそうな次世代PHS待ちかなと。
補足しておくと、マイクロセルのお陰か東京の山手線下半分のビジネス街で平日昼間に利用するなら、ウィルコムの実用性は高い。他キャリアだと平日昼間の通信速度はかなり遅くなるのだが(特にイーモバイルは顕著)、ウィルコムは殆ど混雑に影響されない。通信制限も無く、静止時であればかなり優秀。ただ、都心のビジネス街または郊外でモバイルデータ通信を利用しないのなら、現時点ではイーモバイルが最適に近いんですよね。
各接続環境での最大通信速度
接続環境\リンク数 | 1x | 2x | 4x | PRO(8x) |
---|---|---|---|---|
標準 | 32kbps | 64kbps | 128kbps | 256kbps |
W-OAM | 51kbps | 104kbps | 204kbps | 408kbps |
W-OAM typeG | 64kbps | 128kbps | 256kbps | 512kbps |
W-OAM typeG (光IP化基地局) |
− | − | 約400kbps | 約800kbps |
投稿者 sureare : 2008年09月20日 20:13
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コメント
大手町は基地局密度がもの凄いので。250m内に60近く、100m以内には確実にあるでしょう。上りは端末側の出力もあるので、速度を出しづらいのでしょう。電力供給に制限無ければ別ですが。
来年度に次世代PHS+PHSデュアルを押していくつもりなら、効率考えるとマクロセルの次世代PHS基地局候補を優先して光IP化してるんじゃないですかね(東京都心のビジネス街は密度高いかもしれませんが。)。
限定された端末と限定された環境でしか効果のないtypeG向けに光IP化対応基地局の密度を高める方向で設備投資しても、誰もハッピーになりませんし。むしろ、データトラフィックの大部分を次世代PHSに移行させ、トラフィック対策のPHS基地局を間引きしメンテナンスコストを下げる方向で。
ま、来年春待ち。ウィルコムはtypeGなんかより、初期の1x+1xEV-DO並みにシームレスかつ、従来サイズと価格から逸脱しない次世代PHS+PHSデュアル端末を出せるかが問題で。その先に、CDNとマルチキャストを組み込めたらなと。
W-OAM TypeAGになれば、電波が弱いところも含みかなり広いエリアで倍速になるらしいので、この高度化TypeAGに期待してます。
しかし、16x端末は何時まで経ってもでませんな^^;
少々電力大喰らいでもいいから、速く出してちょ m(_ _)m
AX530INバージョンアップしたら(ver 1.03)やたら早くなった気がするんですが、
気のせいでしょうか?
詳しい人います??
おじゃまします。
670kbpsということは32QAMの公称理論値640kbpsを超えるので、64QAMでリンクしていることになりますが、基地局からの距離はいかほどだったのでしょうか。
仰るとおり基地局を選ぶという時点でなかなか使い辛いものではあります<W-OAM typeG。ある程度密集して敷設してもらわないと。
というかアップリンクが妙に細いですね。一応ほぼ対称という話だったはずですが…。