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2008年05月10日
雑記5/10
無視推奨
作画音声構成など全て揃った方が印象は強い。だが、フル映像の制作コストはべらぼうに高い。しかし、映像が総合芸術と呼ばれるのとは逆に、分解もアリだ。現状でそういった物の需要は見えているが、ビジネス展開となると難しめ。現状、ボーカルシンセサイザーとダンス映像出力ゲーム、同人STGと、文化・権利判断の異なる3点が大きく出ている。角川が一定ラインを示すハルヒは、今後(第2期)の展開次第。期待はしている。
何かしらコアを用意した上で、実用ソフトウェアで言うオープン化的施策を行うのがいいのだろうか。流行廃りの寿命がオリジナルに依存する点で、案外実用ソフトウェアよりもGPL的な物との相性は良いのかも知れない。ただ、同人STGに関しては1次素材の流用を一部除き不許可とする代わり、二次創作物の商用利用を常識的条件の元で許可しており、この制限が逆に活性化を促しているとも言える。
何を目的とするか。広告、メディアミックス、マッシュアップ、低コストかつ有機的に動かせるのは利点だ。オリジナルに足りない点を他者が足す事で、本来の求められていた需要へ導く例もある。ヒットを外すリスクを、若干ながらカバーできる。オリジナル提供主体の経済力・規模が一定以下の場合だが。
いかにビジネス・課金システムと結びつけるか。システム・場の制限など工夫次第で、商用ライセンスを広く薄く徴収する事も可能ではある。海洋堂+ワンフェス的に。モチベーションを保つ&金銭やりとりの感情を抜くため、強制的に徴収システムを開かせるのも悪くない。制作者は徴収と徴収需要を汲み取るのが下手だったりもする。同人流通以外の動きは。ペーパーバック、インディーズ、薄く広くは無茶でもない。
日曜大工ならぬ日曜コンテンツ制作。キットを買ってきて遊ぶ、公開する。そんな趣味があってもいいだろう。グレーでない形で。そういった市場が創出されれば嬉しい。社会インフラや製造業と比べるとカス以下の市場規模、理解できるのは40歳未満程度だが、環境・ノウハウ蓄積、リスク低減と数で、チャンスを足し流動性とふるいができれば。ニコニコムービーメーカーがXactiのようなハンディカメラに添付するとか、消えやすい製品の需要も広がるとさらに嬉しいのだが。
仮面もしくはキャラクターで素性を隠して何かしら公開するという形は面白いな。現時点ではある程度テンプレート化、既存の物を流用しているためオタ臭くはあるが、一工夫すれば面白いかも。実生活への影響というリスクを抑えたまま、キャラクター性を印象づけるのを目的とした場合。
投稿者 sureare : 2008年05月10日 12:46
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