Θケータイのアレ

アコースティックホワイト

　まあ、外観の特徴は以前の記事であらかたやってるんで。

　サイドのスライドスイッチでのみ開くスライドの感触は、特に軽すぎることも重すぎることもなく無難。閉じる際に端末が少々大振りなのが気になるが、特に問題視するほどではない。

　通話に関しては、閉じたままでも通話できる。付属のイヤホンマイクでも通話できるため、通話スタイルに関してバリエーションが広い。

　サイドの細丸ボタンは単押しでミュージックプレーヤー、長押しでカメラ起動。

　ミュージックプレイヤーはほぼ全ての操作において、着うたフルとPCから転送したATRAC3の曲をBGMとして再生できる。サイドボタンを押すだけで、プレーヤー表示状態とBGM再生状態を切り替えられるのも良い。

　BGM再生は、通話やカメラ起動、メモリースティックへのアクセス、着信音の鳴動時に一時停止するが、各機能が終了すると自動で再生は再開される。

リミックスオレンジ

　背面ステレオスピーカーの音質は良い。しかしながら、横のやや後ろ向きに音が鳴るため、端末を浮かせた状態では前に音が来ない。机に置いた状態や、リフレクターの付いた充電器の上では音が前に来るのだが。持ち運びでは付属のイヤホンを使えということか。

　右側上部のスライドボタンはカメラカバーの開閉、左側上部はキーロックスイッチ。

　このキーロック、端末の開閉に連動して自動でロックがかかったり、ロックが解除されたりはしないようだ。　その上、開いた状態ではキーロックスイッチが上方の位置に移動してしまい、解除に手間がかかる。

　スライドを閉じた状態では数十秒で自動ロック、開いた状態ではロック解除、ぐらいして欲しいところだが。これに関しては残念だ。

ソフトウェア

　W21Sと極端に変わっている印象はない。全体的にサクサクと動くし、カメラ周りの保存や再生も殆ど待たされずスムーズだ。カメラのオートフォーカスも高速で、ピント合わせにいらいらさせられることは少ない。

　また、カメラには新しくヒストグラム機能が搭載。カメラの起動ごとにいちいちメニューから呼び出す必要はあるが、露出を変えて思った通りに撮影したい時、非常に便利。メガピクセル撮影では是非活用したい。

実機撮影画像

　以下の画像は、UXGA（1600×1200）モードで撮影したそのままのデータ。最初から4枚はファインモード（約400KB）、残り2枚はノーマルモード（約330KB）で撮影している。

　カメラスペックは、オートフォーカス対応201万画素CMOS。

　屋内撮影のため、ノイズに関しては大目に見る必要がある。しかしながら、屋内かつCMOSでこの画質ならケータイ内蔵カメラとして優秀だろう。

　発色に関しては、ケータイ向けのCMOSカメラとは思えないほど良い。解像力も悪くはなく、上手く撮影できれば200万画素クラスでトップレベルのW21CAに肉薄する写真を撮れるのではと感じた。

　露出やホワイトバランスに関しては、気軽に記憶色で撮れるカメラでなく、安定した撮影結果を重視しているのだろうか。アンダーに写り易く感じる。気になるならシーン撮影モードの利用や、ヒストグラムを併用して露出を変更するといいだろう。