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2007年08月04日
IM@Sとかニコニコ動画とかメモ
ロゴ入れるべきーとか何とかはともかく。元記事というか動画は下。
とかち現象にファイナルアンサーといい、メタ的に狙った感じの痛いマスコミ風キャッチが苦い笑いを誘う。アイドルマスターのゲーム内容は、あるアイドルをプロデュースして舞台に立たせるというもの。その中でも、ステージでの歌と振付けパフォーマンスが華となっている。
上記のとかち現象は、現在ニコニコ動画を中心に行われている、ユーザーによる動画(MAD動画)作成で生まれたネタの一角。今もニコニコ動画では、XBOX360でプレイしたゲーム映像をPCに録画し、自分好みの映像や曲に編集したり、他の邦楽などと組み合わせたオリジナルPVを作って、ニコニコ動画で公開する流れがある。また、公式側で古い邦楽をカバーして放送・販売しているのもその一因か。
これらファン、ユーザー作成の映像がニコニコ動画などで多くの人の目に触れ、XBOX360版アイドルマスターや、その周辺ファンコンテンツやCD販売に結びついているのではないかというのが、現在。
XBOX360板アイドルマスターの特徴に、アイドルに着せる衣装をダウンロード販売するというものがある。で、上記記事によると6月半ばで既に売り上げ1億を超えているとのこと。その後もさまざまな衣装のほか、衣装以外のコンテンツ販売もあるようなのでさらに伸びていると思われる。XBOX360本体の国内販売台数がまだ40万台で、ネット接続しているアイドルマスターのユーザー数(10万程度か)を考えると、一人当たりソフト購入代金+1,000円以上と想定。ダウンロードコンテンツの流通手数料もマイクロソフト側の数%のみなので、かなり割の良いビジネスモデルと見える。逆に、XBOX360の普及台数と次世代機の開発コストからして、赤だったのではとも想像できるが。
ニコニコ動画とコンテンツ販売の相乗効果は、アイドルマスターが従来のコンテンツ販売という入力に加えて、出力を伴ったことにあるのかもしれない。アイマスプラットフォームというか。稚拙か。ただ、販売して個人で鑑賞するだけでなく、動画作成など活用しだいでアイドルマスターへも個人趣向へも価値を上積みできる、という商品価値を乗せられたのは事実だろう。
ニコニコとアイマスの販促関係にどれほどというのは、複数あるキャラクターCDアルバムのうち1種類が、ニコニコ経由のAmazonだけで800枚以上売れている(キャラソンはそれほど売れるジャンルでない)、という点で評価しないわけにはいかないだろう。まだまだXBOX360とニコニコ動画という限界値の中の話なので、他のタイトルも同様の戦略が取れるかというとまったく別ではだが。PS3版の噂もあるので、合流後の動きも見てみたい。息の長いタイトルだと思うから。
これまでのメディアミックスから見たアイドルマスターの特徴は、3Dとアニメ風レンダリングにより、動的に生成したアニメ風キャラを、メイン映像として動かした美少女ゲームとしてヒットした点にある。これまでもアニメ風3Dレンダリングのゲームはあったが、アクションやRPGなどゲーム性の下にあるコマ的扱いが殆どだった。基本的に、バーチャファイターに連なるものといえる。
アイドルマスターはときめきメモリアル(誕生〜デビュー〜というゲームがあった気もする)に連なる、キャラクターの魅力重視のゲーム。3Dでいえば、ホリプロ伊達杏子の系譜ともいえるだろう。あ、直接の上は同じナムコのゆめりあか。
ともかく、メディアミックス系で漫画、アニメより遥かにキャラクターが動くゲームにおいて、キャラクターの動作がようやくメディアのポテンシャルに追いついた初の一歩ではないのかなと。アイドルマスターがXBOX360やPS3級の処理能力による動的キャラクター生成という壁を打ち破ったと象徴いう意味。この意味では、PSP版「涼宮ハルヒの憂鬱」に採用される、ソニー木原研究所のモーションポートレイトにも注目か。アニメキャラは現実の省略形であって、全てが3Dである必要は少ない。元コンテンツが3次元製作になるのもまだ当面先。
実在のアイドルと大きく異なる点の一つに、成長を見守るという体験を自分よりで同一に体感できるところにあるのかもしれない。ソフトウェアを始めとしてコンテンツの体験が1年差があっても追いつける。寿命に関しては永遠でなく、キャラクターの要素を食い尽くしてしまえばそこで終わる。漫画やアニメに良くある、新キャラクター登場による絡み・関係性の拡大や老いも必要だが、やりすぎれば必要情報量の肥大化により力が分散する。逆にキャラクター要素を食いつくさないなら、長期に存在し続けられる可能性もある。サザエさんやドラえもんには全体を貫くストーリーが無く、キャラクターに一切変化は無い。名探偵コナンも主軸ストーリーの進行を遅くしているように。
まあ、バーチャルアイドルという方向で見た場合に面白い素材なのかなと。バーチャルアイドルの可能性を技術先行の糞発想と否定したくなというのもあって。メディアミックスの媒体進化における歴史とかも面白そう。後、キャラクターモデルを使って劇をやればどうかなーとか。著作権管理や業界がコンテンツごとに分かれていることに不合理さは無いか、元々無償に近い人集めの歌や踊りを商売に変換するとして、発信元が多様化する中に人の定着や集客、売り上げ方を基本に戻ってみてみるのは有意なのかなとか。
という、アイドルマスタープレイ暦10分な、にわかどころかファンでもない私の妄想ゴミメモ。
XBOX360欲しいんすけどね。Forza Motorsport 2が結構面白かった。後GTA4に期待(修正があれば最悪海外版か)。ただ、本体の不安定さやファンの音を聞くと萎える。改良版早くでないかなと。
投稿者 sureare : 2007年08月04日 10:32
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コメント
大きさと背面の排気熱により、
騒音が強いと誤認してるのかも。
近づくと排気熱が凄い→騒音などがありそう、
という印象なので、騒音だけ調べたら静かなのかも。
調べずにこれは悪い。
音の質もあるかも。高音と低音では印象違うし。
Falconがいつ出るかなんだよなー。
遊んでみたいソフトはぼちぼち出てるだけに。
いやさ、高解像度のプロジェクターでForza Motorsport 2やアイマスやってると欲しくなった。
モニタにも金かけなきゃいかんのだろーがさー。
野球アニメ「おおきく振りかぶって」もニコニコ動画経由でDVDが売れてますね
アニメは全国ネットCMの代替なので。
売り上げより、最近の通信網を使った放送の文脈で見たほうが面白いね。
360はファンの音は言われている程は大きくないのよね、その代わりにDVDドライブの音量が五月蠅いのが問題だったりする。
ぶっちゃけ買うなら改良版だと思うし、自分も改良版が出たら買い換えたい感じ、10月に黒いエリートが出るけどアレは改良版ではないので黒い本体が好きじゃない限りはスルーで可。